薬による不眠症治療
生活習慣の見直すことでも不眠症の改善がみられない場合は薬物による治療法が行われます。
現在、処方されている睡眠導入薬はベンゾジアゼピン関連物質のものが主とされています。
ベンゾジアゼピン関連物質はかつて使用されていたものより安全性が高く、自然な眠気を起こさせる薬で医師の指示通り服用することで副作用の心配はありません。
ベンゾジアゼピン関連物質にはいくつか種類があり、穏やかに眠りにつく催眠作用タイプ、不安をやわらげる抗不安作用タイプ、筋肉の緊張をほぐす筋弛緩作用タイプのものがあります。
患者さんの症状やタイプに合わせて処方されますので、病院を受診した際には自分の症状をしっかり伝えるようにしましょう。
不眠症には漢方薬の使用も効果的ですが、漢方による効果の判定は1ヶ月以上かかるため早期の改善を望む場合は不向きと言えるでしょう。
しかし、漢方は自然の眠りにつくことができ習慣性や依存性の心配が少ない療法です。漢方による不眠症治療を希望する場合は医師に相談すると良いでしょう。
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